思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

「蟲師(10) (アフタヌーンKC)」漆原友紀

読んでいて気づかなかったのですが、帯を見たら『除幕』となっていました…。
終わるなんて、想像もしていなくて驚きです。
作品はいつも通り、気負う事も無くしっとりと密度の濃い印象です。
『常の樹』『香る闇』が好きです。
2話とも誰もが持っている『過去の行いへの後悔』と、相手を思いやる気持が切ないです(T_T)
『ヒトは山から外れていく事となる』この言葉を、平野に住んでいる人間と、山に近い所に住んでる人間では受け取り方が違うんだろうなと思いました。
単に旅行で都会に行くと、山が見えなくて違和感を感じるからですが…。
平野って落ち着かないです。
山を見て方向を確認するのに、山が無いと迷いがちですわ(笑)
しかし、最終回で『蟲の宴』で、蟲が普通に話してびっくりです。
人間と意思の疎通の出来ない存在のイメージだったので違和感がありました。