思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

「夜市 (角川ホラー文庫)」恒川光太郎

ホラー大賞を受賞した作品です。
「風の古道」が面白そうと手に取ったのですが、想像と違ってました。
古道から出られない青年と、少年と、腐ってゆく死体…。
しみじみ悲しい話でした。
「夜市」は兄の後悔と、それを無かったものにしようとする行為が悲しかったです。
人は何か欲を持ってないと、飲まれちゃうのかもと何となく思いました。
弟のこれからを考えてもハッピーエンドとは思えません。
どちらも、ホラーというよりも悲しい物語でした。
気持ち余裕のある時にでも、どうぞ読んで下さい。

古本

夜市 (角川ホラー文庫)
恒川 光太郎
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