思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

「軽装版 天と地の守り人ロタ王国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)」「軽装版 天と地の守り人カンバル王国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)」「軽装版 天と地の守り人新ヨゴ皇国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)」上橋菜穂子

完結です。
一気に3冊全部読みました。(本当は「蒼路の旅人」含む4冊)
面白過ぎです。
バルサとまた旅ができたチャグムが、悲痛な決意を持ちながらも嬉しそうで良かったです(T_T)
圧倒的に強いバルサ、今まで頼りになったタンダも、国同士の戦争になるとどうしようもなく、一市民となってしまいます。
チャグムとの差が出て来たなと思ってたら…神の子と扱われて来たチャグムが、カンバル王に頭を下げて同盟を願い成功したのに、屈辱と恥ずかしさに苦しんでいる時にバルサが言った一言『みごとなホイ(捨て荷)だったね。』が最高にいいです!
この伏線!このタイミング!素晴らしい。
父が行く道と自分の行く道が違う事も、チャグムが大人になった今だからこそ理解でき、決別できたんですね。
『父上、おさらば!』も感動しました。
敵国のラウルとヒョウゴもいいキャラです。
出てくる人全てのその後が知りたくなる、恐ろしい作品です(笑)