思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

「蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)」恩田陸

何だか分からないけど、泣いた。
聡子の懸命さに泣けたのか、峰子の辛さに泣いたのか…今でも分からないです。
前作で、『しまう』事に対する怖さがあったのですが、こんな使い方があれば必要とされる力だという気がしてきます。
しかしこの時代でも、先が暗く書かれています。(終戦直後だから仕方ないですけど)
未来が明るいと想像もできない時代。その時代を作っているのは自分ら。
数年後にまた読み返したいです。

古本

蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)
恩田 陸
集英社
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