思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

映画「借りぐらしのアリエッティ」

毒が有りそうで、無さそうで、有りそうな映画でした。
普通に見てもいいし、裏を読んでもいいし的な丁度良さ。


一般的には『手術を前にした少年の前に現れた小人の少女。滅び行く存在だと思ってた小人に懸命に生きる事を教えられる。』
脳内妄想的には『手術前に生きる事を悲観した少年が、小人の少女に魅せられ「君は僕の心臓の一部だ」とまで想うのに別れが。その後手術が成功した少年は、一生を賭けて小人の少女を探したり?小人の少女に似た人間を探したり?』とか(笑)
脳内補完していくと、いろいろ楽しくなってきましたε-(´▽`)
最初のナレーションで過去形になってたから、翔は手術が成功して生きているはず。
宮崎監督だと、ポニョと同様に異種婚まで行ってたかな?
それだと一般受けしないかな。いや ある日目覚めたら小さくなってた ネタがよくある事からして(自分調べ)、許容範囲かも。


人間や虫の巨大ぷりに『花冠の世界をアニメにしたらこんな感じか』と思ったり。
翔くんの読んでいた本が「秘密の花園」の意味を考えたり。
ハルの真意や、スピラーの使い方に疑問が湧いたり。
猫が出てくるけど、小人が乗ったりせず、縄張り争い的ライバル関係なのねとか。
いろいろありますが、虫がそこまでグロじゃなくて良かった(笑)
原作読んだのが過去過ぎて、一家が家を出て行ってからどうなったのか、全然覚えてません。
読み返すと、あのラストがもっと違って見えてくるかも。

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中山 星香
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