思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

映画「十三人の刺客」

凄いキャスト十三人をどう描くのかと思ったら、いい配分でした。
ラストの戦いのシーンが圧巻です。
個人的に好きじゃない(笑)松方さんも、若者が多い中さすがの迫力ある殺陣です。


稲垣さん演じる殿も、時代が違えば扱いづらいけど頼りになる殿だったのかな。
いわゆる『平和ボケしている現代』の若者にも通じるキャラでした。
冷めた狂気と、生きているのがリアルに感じられない、どうやっても理解出来ない所がよく出ていました。
もう少し変態ぽい方が好みだったかなー。
実の所『史上最凶の暴君』という触れ込みだったので、もっと凄い暴君かと想像していました(^^;
最後の便所(トイレとは言えないなぁ)の横ってのは、監督らしい(笑)

そして主役の島田新左衛門。
『平和な時代に生まれた死に場所を探している侍』には共感できませんでした。これに共感できたら、凄く好きな映画になってただろうと思います。
最後は自ら死に向かって行き過ぎたような…(苦笑)
ラストの二人が、あの二人で良かったです。
山の民、キャラ立ち過ぎ!(笑)
エンドロールに出てきた『岸部一徳』のお名前に、客席から笑いが出たのは仕方ないですね〜。


あ、パンフ読んだら稲垣さんが同じようなコメントを…。まあいいか。