思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

舞台「ヴィーナス・イン・ファー」

雷鳴と同時に男の怒鳴り声。
そこにオーディションに遅刻した若い女性が入ってきて…。
と舞台が始まります。
今時の若い女だと思っていた女性と読み合わせている内に、自分の書いた脚本の世界に引き込まれてゆき、登場人物と重なって現実世界が浸食されて…。


男女の立場が入れ替わった瞬間衝撃的でした。
男性が演じる理想の女性。どうしてもオカマに見えてしまいましたが。
観ていると「あれ、笑ってていいのかな。これ怖いシーンでしょ。」と。
セットの窓部分が鏡張りで不思議に思ってましたが、夜の窓が鏡みたいになるのを表しているという事に気づいたのは翌日でした。遅い。


ヴィーナスはSなのかMなのか。表裏一体だと思うからどちらでもあるのか。
素質のある者の前に現れるのか、誰しもそうなってしまうのか。
ヴィーナスは実在するのか、主人公の妄想であるのか。
妄想だったらちと可愛い。


ヴィーナスのイメージが日本人的に何となく愛と美の女神しか無いのだけど、うぃきに『一般には半裸或いは全裸の美女の姿で表される。』というだけあって、ロマンスの多い女神のイメージ?
ギリシャ神話(奔放)対キリスト教信者というのもあったのかな。
どちらもぼんやりとしか感じれないので、うむむ。


エロいシーンなのに、ジッパーを最後にキュッっと上げる時に「肉挟む!」と思ってすみません。
『私の婚約者って脚本書いてるんだけど、毎度役になりきっちゃって、急に別れ話とか切り出してくるのよね(笑)でもその後、脚本がすごく良くなってるのよね。だからつい許しちゃうんだけどさー。今回は原作が原作だからどうなりきるか心配〜。全部の登場人物分だしね。』
とか婚約者が思ってたりして。お嬢様の話方ではないのは認識している。


カーテンコールの時にチラ見した稲垣さんのおパンツが、鮮やかな青だったのを報告いたします。