思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

「預言者ピッピ (1)」地下沢中也

地震予言ロボット・ピッピと、少年・タミオ。
兄弟同然に育ってきたが、余命1年のタミオが突然、事故死してしまう。
ピッピにとっては、確率から計算した余命が狂ってしまった衝撃を受け、システムを停止してしまう…。


7年間、ピッピの予言によって、地震による死者が0の世界というのも凄いです。
当たり前であった予言が出来なくなった後の、地震の被害をピッピのせいかのように言う人類が痛い。
そして、評判を上げるために、政治家がピッピの転用を言いだすのも痛い。
全てを計算(予言)で表されても…など、いろいろ考えさせられる漫画です。
人類の未来を全て計算しつくしたピッピと、人類の行く末が大変続きが気になります。