「軽装版 精霊の守り人 (軽装版 偕成社ポッシュ)」上橋菜穂子/二木真希子
映画「レディ・イン・ザ・ウォーター」を観てて、感想を書かねば!と思い立ちました。
何となく物語の精霊観が、似ている気がしたのです。
100年に1度、精霊が人に宿るという伝説。
それを襲いに来る、化け物ラルンガ。
精霊が宿ってしまった、王子を守る事になってしまった主人公バルサ。
主人公が、30歳女性の用心棒という設定に、親近感を覚えます。
子供がこの主人公に感情移入して読むとは思えないので、大人が読んでこそ面白い本だと思います。
この巻では、まだバルサの生い立ちなど謎のままなので、次巻を読んで再読するともっと深く感じられます。
戦闘など、アニメになると見栄えしそうなシーンが多いので、春からのアニメ(ってもう春じゃん!)も楽しみです。