思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

「翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)」妹尾ゆふ子

主人公のヤエト(30過ぎ)がとにかく死にかけ過ぎる!(笑)
左遷もなんのその隠居志望なので、とにかく楽をしたいのに、真面目さのためつい頑張ってしまう。
しかたなく使う「恩寵の力(過去視)」で、何度も死にそうに。
そんな彼がとてもいいです〜♪
過去が記録されていない(というか記録という文化が無い)北嶺も、面白い設定です。
気が強い皇女はまあよくある設定ですが、皇帝の血族が持っている覇気と、それを敏感に感じてしまうヤエトはまるでチーズを見た「もやしもん」の沢木のようです。
伝達官の設定もファンタジーなのに、展開が早くなる要素になってます。
魅力的な男性キャラが多いので、下巻で活躍するのかな?