思うがままに、本と漂い( ´▽`)☆

たまに映画。たまに観劇。たまに本。雑な感想メモ。

映画「窓辺にて」

美しい画面、会話中心の映画でした。

どちらかと言えば、主人公の市川茂巳視点で観ちゃったのですが、監督が共感を求めていないと言っていたので「主人公に共感した」とは言いづらい(笑)

観終わった後に、もやもや考えてます。

 

好き=心が動く。

人により好きの度合いが違っていて難しい。

 

人が生きる=役に立つ。

個人的には人は役に立つ必要は無いと思っていますが、自分が『役に立たない』状態になってしまったら『自分はダメな人』だと思ってしまいそうです。この矛盾。

 

共感は必要か?

タクシーの運転手さんの、馬が可哀想と美味しそうの両立が共感による違いには納得です。

主人公は共感できない自覚をしており、でも人と繋がろうとしている。

お母さんのおにぎりと、優しい写真の所で泣いてしまいました。

 

しかし不倫は酷いけれど、過去にしちゃった男も酷いですね。

作家ならではの感性なのか、個性なのでしょうか。